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 しばらく、空をふわふわ漂っていると、大きな丸いものにぶつかりました。
くっちゃんは、口がむずむずしていて、その丸いものに噛みつきました。
「ぐわ〜〜〜」
くっちゃんが噛みついたものが大きな声で吠え、身体を振り回しました。
それは何と、くじらでした。
くじらは、『ブォ〜〜』と潮を吹きました。
すると、潮の先には虹が架かっています。
そして、くじらの下には天の川が広がっています。
「きれい〜〜」
くっちゃんは心がワクワクしてきました。

     
       イラ
スト くす


 くじらは、くっちゃんに気づいて、
「私たちの空へようこそ。どうぞ、ゆっくりしていってください。でも、もう噛みつかないで
 くださいね。痛いですから。」
「ごめんなさ〜い。」
くっちゃんは、くじらさんから『天使の羽』と、『空飛ぶ絨毯』を貰いました。
       
       イラスト くす



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