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キーコはお礼を何度も言い、お餅を煙突になげました。お餅に気づき、そっと手に取り、窓からお月さまを見上げました。
(おかあさん。おかあさん。)
キーコはうれしそうに微笑み、心の中で何度も叫びました。
お母さんはお餅に手をあわせ、月にかざすと、お餅が金色の光を放ちました。
それを、愛おしそうに一口食べました。
すると、月の力が身体の中にみなぎるのが判ります。
お母さんの身体も金色に輝き、キーコが待つ月へと登ったのでした。
おしまい
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