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「わたしたちは、あなたさまにこの国を救っていただきたく、お願いに来ました。」 あかねちゃんは、タマの後ろをみました。 すると、何百、何千のねこ達がにやにやして います。 「まさか・・・私だけでこの国を救うの?」 「はい。」タマはすかざず答えました。 「まず、この国を案内しましょう。」 と見知らぬ”ねこ”が、前にでてきました。」 「あなたは誰?」 と、あかねちゃんは聞きました。そしたら”ねこ”は慌ててかしこまりました。 「も、申し訳ありません。わたしは『フワ』と申します。ささっ、こちらへ。」 あかねちゃんは仕方なく、フワのあとに着いて行く事にしました。 少し歩くと、あかねちゃんは驚くべきことに 気がつきました。 なんと、”ねこのくに”は春だったのです。 「ここ。季節も人間の世界とちがうんだ。」 あかねちゃんが感心していると、 「着きましたよ。」 とフワが言いました。 |