先日、中学の家庭訪問があり、「のの」の数学が少し不安だと言われてしましした。
もちろん、そのことは前から判っていましたし、私なりに算数を生活に取り入れながら「のの」の算数能力を刺激していました。
そして小学校では悪くて80点くらいでしたから、いざというときには何とか判るのだろうと思っていました。
しかし、改めて言われると、正直『塾』という発想が浮かんでしまいました。
私もかつては数学は苦手で、人のことを言えた義理ではありませんでした。公程式やサインコサイン・ルートなんて、実生活になんの役にも立たないのに、無駄だと思っていました。
今頃になって、「あれは数式そのものが大事なのではなく、物事を筋道を立てて考える能力を伸ばす方法だったんだ。」と言われても・・・・後の祭りです。
そして子供たちに、なんとか同じ過ちをおかさにようにこちらから導いてあげたいとあせって来ました。
何故なら、そう考えると私たちの日常そのものが算数と切れないと気が付いたからです。
主婦は朝が勝負です。起きてから家族を送り出すまでの時間との勝負。
時間配分から始まって、調味料の配分や、買い物をするときのお財布との相談。私はボケ防止のためにおつりを先に計算したりもします。
商売をしている人なら、いくらの利益と考えるのもそうだし、何時に何処へ行くためには何時に家を出るか逆算して考える。
お話を作るときの起承転結の区切りや、人に自分の想いを伝えるときも、
筋道が立てられなければ、うまく伝えられない。
もちろん、算数(左脳)だけで成り立っているのではなく、情緒(右脳)
も備わって、人間らしい感情を持って生活できるのだけど、やっぱり算数は出来た方がいい。
何故数学ではなくいて算数なのか。とりあえず足し引き算、かけ割り算ができれば、なんとかなりそうだから。(おもいっきり大雑把)
と言うのも、実はあるピアノの先生が「楽譜を読む能力は算数力が必要なんです。」と言われたのがきっかけです。
「音楽に算数?」と聞くと、「そうです。数学ではなく、算数力。」私が????の顔をしていたら、「1小節中の音の数(?)長さ(?)、にはやっぱり算数なのよ。」と教えてくれた。
な〜るほど、何分の何拍子から始まって、四分音符、八分音符は確かに算数力が必要だ〜。
と言うことは、吹奏楽部に入ったお姉にも、これから少しずつ算数力が芽生えるのだろうか?と期待しつつ、やっぱり日々の生活の中に、もっと意識的に算数力を取り入れてみようと思います。
ちなみに、今私のしていることは、いろんな文章問題を作って、(友人や身近な花や動物などを取り入れて楽しく取り組めるように工夫しながら)解かせたり、買い物の時に一緒におつりを計算したりぐらいなんだけど、
これらも訓練次第で伸びる能力だと思うので、私もお姉を刺激しながら、一緒に学んでいきたいと思います。
ちなみに妹はとっても得意でうらやましい・・・・・(お父さん譲り?)