生命の歌
草や木や 生きとし生けるもの すべてが 色彩の衣を脱ぎ捨てるとき ありのままの姿が そこに写しだされる まわりをとりまく 風・光・時さえも 強い意志のもとに 存在していた 目の前にさらされた むきだしの生命は 時に流されることを 拒み 褪せることのない きらめきの中 そこに留まることを 選んだ